水で発電するポータブル発電機「MG POWER 2.0」の販売代理店として取り扱いを開始

2026/10/23 更新

株式会社わこー(本社:東京都府中市、以下わこー)は、AIパワー株式会社が開発した水で発電するポータブル発電機「MG POWER 2.0」について、販売代理店として取り扱いを開始いたします。本製品は2027年2月の発売を予定しており、現在、法人・自治体のお客様を中心に事前申し込みを受け付けております。

水で発電する次世代ポータブル発電機「MG POWER 2.0」とは

「MG POWER 2.0」は、専用カートリッジに水を注ぐことで発電を開始するポータブル発電機です。EDTA(エチレンジアミン四酢酸)配合カートリッジ内の金属と水・酸素による化学反応を利用した発電方式を採用しており、ガソリンや事前充電を必要としません。プロダクトデザインはSony Designが担当しています。

使用する水は飲用水である必要がなく、雨水、お風呂の残り湯、河川の水、海水など、現場で確保できる水資源で発電が可能です。必要水量は2Lとなっております。

※発電にはカートリッジの交換が必要です。カートリッジは消耗品であり、電力を使い切った後は追加・交換用カートリッジをご購入いただく必要がございます。

従来の非常用電源が抱える課題

災害時の非常用電源として広く用いられてきたガソリン発電機およびリチウム蓄電池には、それぞれ運用上の課題が存在します。

MG POWER 2.0 本体MG POWER 2.0 ガソリン発電機ガソリン発電機 リチウム蓄電池リチウム蓄電池
発火リスク ◎ ゼロ水を使うため、発火の心配なし ✕ 高いガソリンの引火リスクあり △ 中バッテリーの発火リスクあり
長期保管 ◎ 10年・メンテナンスフリー自然放電なし ✕ 要注意燃料劣化・定期的なメンテナンス必要 △ 自然放電あり定期的な充電が必要
燃料調達 ◎ 水のみ・海水可一般の水で発電可能 ✕ ガソリン備蓄困難保管場所・法規制の問題 △ 事前充電が必要コンセントが必要
使用場所 ◎ 屋内可排気ゼロ・静音設計 ✕ 屋外のみ排ガス問題・騒音 ○ 屋内可排気ゼロ・静音設計
  • ガソリン発電機:排気ガスの発生により屋内での使用が困難。燃料の備蓄には法規制が伴い、燃料劣化への対応として定期的なメンテナンスが必要
  • リチウム蓄電池:自然放電により、災害発生時に充電残量が不足している可能性がある。定期的な充電管理が欠かせない

「MG POWER 2.0」は、水で発電する方式を採用することで、これらの課題に対応する選択肢を提供します。

自家発電設備の「その先」を支える三重バックアップ

三層構造の電源確保:第一層 商用電源(平常時)、第二層 自家発電設備・UPS(商用電源停止時)、第三層 MG POWER 2.0(燃料枯渇・設備故障・浸水時)

多くの施設では、商用電源の停止に備えて自家発電設備や無停電電源装置(UPS)を整備されています。しかしながら、大規模災害時には、自家発電設備そのものが想定どおりに機能しない事態も想定しなければなりません。

  • 浸水により、地下階に設置された発電設備が停止する
  • 備蓄燃料が想定より早く尽き、道路の寸断により補給が届かない
  • 長期の稼働中に発電機が故障し、修理業者の到着を待つ状況となる

電源確保を単一の設備に依存した場合、その設備が停止した時点で代替手段が失われます。「MG POWER 2.0」は、商用電源・自家発電設備に次ぐ第三の電源として、最低限の通信手段と照明を確保するための備えです。

三層構造による電源確保の考え方

  • 第一層:商用電源(平常時)
  • 第二層:自家発電設備・UPS(商用電源停止時)
  • 第三層:MG POWER 2.0(燃料枯渇・設備故障・浸水時)

第三層に求められるのは大容量の出力ではなく、燃料補給や事前充電を必要とせず、いかなる状況でも確実に起動することです。水さえ確保できれば発電できる本製品は、この役割に適した特性を備えています。

「MG POWER 2.0」の主な特長

発火リスクのない発電方式

発電媒体に水を使用するため、ガソリンのような引火リスクがありません。危険物としての保管規制の対象外となり、オフィスや公共施設内での備蓄が可能です。

未使用時10年間の長期保管に対応

カートリッジは未使用の状態で10年間の保管が可能です。自然放電が発生しないため、保管期間中の充電作業やメンテナンスを必要としません。

排気ゼロ・静音設計による屋内使用

発電時に排気ガスを排出せず、動作音も静かであるため、避難所や車内など密閉された空間でも使用できます。

給電性能と基本仕様

給電時間の目安:Wi-Fiルーター約20時間、ノートPC約7時間、防災ラジオ約50時間、スマートフォン約10回、LEDライト約3日間

発電容量は350Wh(最大555Wh)、定格出力は10〜25Wです。給電端子はUSB-AおよびUSB-Cを搭載しております。

各機器への給電時間の目安は以下の通りです。

  • スマートフォン:約10回(フル充電)
  • LEDライト:約3日間(連続使用)
  • 防災ラジオ:約50時間(連続使用)
  • Wi-Fiルーター:約20時間(フル充電)
  • ノートPC:約7時間(フル充電)

本製品はUSB給電に対応した機器への電力供給を想定した設計です。電子レンジや電気ストーブなどの高消費電力機器の駆動には対応しておりません。災害発生直後の初動72時間における通信手段および照明の確保を主たる用途としてご提案しております。

使用手順

操作に専門知識は不要です。本体からタンクカートリッジを取り出し、上部から水を2L注入します。カートリッジを本体にセットすると自動で発電を開始し、USBポートから各種機器へ給電できます。

  1. 01タンク取り出し

    本体からタンクカートリッジを取り出す様子

    本体からタンクカートリッジを取り出します。

  2. 02水の注入(2L・海水可)

    カートリッジの上部から水を注入する様子

    カートリッジの上部から水を注入します。

  3. 03本体へセット(自動発電)

    水を入れたカートリッジを本体にセットする様子

    水を入れたカートリッジを本体の上からセットすると、自動で発電を開始します。

  4. 04機器の接続(USB給電)

    スマートフォンをUSBポートに接続して給電する様子

    USBポートから、各種機器に給電できます。

想定する導入先

BCP対策に取り組む企業・法人、自治体、公共施設、避難所運営を担う組織を主な導入先として想定しております。特に、自家発電設備をすでに整備されている病院、庁舎、大規模オフィスなどにおいて、既存設備を補完する第三の電源としてご提案しております。

危険物保管に関する法規制を受けずにオフィス内へ備蓄できる点、密閉空間でも安全に使用できる点から、従来の非常用電源では対応が難しかった環境への導入が可能です。

販売代理店・お取り扱いのご相談について

わこーでは、自動販売機の販売・設置・整備で培った全国の拠点網と施工体制を活かし、「MG POWER 2.0」の供給と導入サポートを行ってまいります。販売代理店としての取り扱いをご検討の企業様、法人・自治体での導入をご検討のお客様からのご相談を承っております。

水で発電するポータブル発電機「MG POWER 2.0」に関するお問い合わせは、わこーまでお気軽にご連絡ください。

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