キャッシュレス化がすすむ時代の中で、従来の現金のみの自販機ではなく、キャッシュレス決済に対応している自販機の導入が増えつつあります。
そのため「うちの自販機もキャッシュレス対応にしたい」と考えだしている方も多いのではないでしょうか?
できれば「今の自販機をそのまま活用する方法はないのか」「後付けでキャッシュレスにできないか」と考えている方のために、この記事では、今の自販機を後付けでキャッシュレス対応にする方法や、キャッシュレス自販機のメリット・デメリットについて解説していきます。
キャッシュレス自販機の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも「キャッシュレス決済対応自動販売機」ってどんなもの?
従来の自動販売機と言えば、小銭やお札など現金で支払いをするものでした。
一方でキャッシュレス決済対応自動販売機は、電子マネーやクレジットカードなど、現金を持っていなくても支払いができる、キャッシュレス時代に対応した自動販売機のことです。
自販機によって対応しているキャッシュレス決済方法が違っていますが、交通系電子マネーや、流通系、QRコード決済、クレジットカードなど、さまざまな決済方法に対応しています。
キャッシュレス決済対応自動販売機の使い方
今までの現金で買う自販機であれば購入方法は「硬貨をいれるだけ」という単純なものでした。
しかし「キャッシュレスで自販機で飲み物が買える」とはいっても、実際にどのようにして買えばいいのかわからないという方も多いかもしれません。
ここでは、代表的なキャッシュレス自販機の使い方を紹介しておきます。
- 1:購入したい商品のボタンを押す
現金で購入するときとは違い、キャッシュレス決済の場合は先に購入したい商品を選びます。
- 2:自分が利用したいキャッシュレス決済を選択する
自販機によって対応しているキャッシュレス決済方法が違うため、どの決済方法を利用するのかを選ぶ必要があります。
自販機の液晶画面を見ながらボタンを押して、使いたいキャッシュレス決済方法を選択します。
- 3:スマホやICカードをリーダー部分にかざす
最後は支払いをします。
QRコード決済やアプリであればスマホを、WAONカードなどであればICカードを自販機の読み取り機の部分にかざすだけで、簡単に購入できます。
キャッシュレス自動販売機は後付けできる?
今後ますますキャッシュレス化がすすむ中、今使っている自動販売機をそのままキャッシュレス化できないかと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、今ある現金のみの自販機を「後付け」によってキャッシュレス化できるのかについて解説していきます。
自販機に機械後付けでキャッシュレスに対応できる!
実は、キャッシュレスに対応していない従来型の自販機にも、端末を後から取り付けることでキャッシュレス化することができます。
和光産業の「VUK 自販機アップグレードソリューション&管理システム(QR決済)」なら、自販機を工場に運ぶなどの必要もなく、自販機を設置している場所で、取り付け作業を行うことができます。
外装には全く手を加えることなく、今の自販機をQRコード決済が可能なキャッシュレス自販機にアップグレードできるのです。
短い時間で設置可能であるため、販売機を稼働できない時間も最小限に抑えることができるでしょう。
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自販機を後付けでキャッシュレス対応にするメリット
自動販売機は「現金で十分」と考えている方も多いかもしれませんが、実はキャッシュレスに対応することで、さまざまなメリットを受けることができます。
ここでは、自販機をキャッシュレス化する具体的なメリットについて解説していきます。
消費者の購買意欲を逃す機会を減らせる
現金払いにしか対応していない自動販売機の弱点として、小銭がないときは、お札を崩すのが嫌で、自動販売機で購入せずに他のお店で買ってしまう可能性があることです。
せっかく自販機で買おうと思っていた利用者が、小銭がないことで面倒になり「近くのコンビニで買おう」という結果になってしまうと、機会を損失してしまいます。
しかし、キャッシュレス決済に対応している自販機なら、財布に小銭がなくとも電子マネーなどで購入できるため、機会損失を最小限に抑えることができるでしょう。
海外の観光客に対応できる
海外観光客にとっては、自動販売機で慣れない日本のお金で購入する方法がわからず、自販機での購入を避けてしまう可能性もあります。
その点、現金決済よりも電子マネーを使うことに慣れている観光客であれば、キャッシュレス対応の自動販売機を設置することによって、顧客の増加を狙うことができます。
特に中国圏ではQRコード決済が主流のため、QRコード決済に対応している自販機なら多くの観光客の利用が見込めるでしょう。
新たな客層の顧客を取り込める
キャッシュレス化がすすむにつれ、現金を持たずにスマホ一つでもさまざまものを購入できる時代となりました。
特にランニングやお散歩、ちょっとした外出時にスマホだけ持って出かけている人にとって、飲み物が欲しいときにキャッシュレスで買える自販機があれば思わず購入してしまう可能性が高まります。
キャッシュレス自販機であれば、新たな客層も取り込める可能性があるというメリットもあるのです。
自販機荒らしを避けられる
自動販売機をこじ開けて、売上を盗み出す「自動販売機荒らし」による被害も、キャッシュレス自動販売機なら被害を避けることができます。
特にキャッシュレス決済のみの自販機であれば、現金被害にあうことがありません。
現金と併用タイプのキャッシュレス対応自販機でも、現金のみの自販機より被害を抑えることができるメリットがあります。
自販機を後付けでキャッシュレス対応にする場合の注意点
キャッシュレス化には多くのメリットがありますが、全くデメリットがないわけではありません。
デメリットもしっかりと把握した上で導入するようにしましょう。
導入時に費用がかかる
従来の自動販売機を後付けでキャッシュレス対応にする場合、自販機自体を買い替えるわけではありませんが、端末を取り付けるための費用がかかってしまいます。
端末取り付け費用をどの程度の期間で回収できるのかをしっかり考えてから、導入する必要があるでしょう。
ランニングコストがかかる
クレジットカードに手数料が存在するように、電子マネーなどの決済にも手数料が存在します。
現金払いのときは発生しなかった手数料が上乗せされるため、コストが上がることは避けられません。
ランニングコスト以上に、新規顧客が増えるなどによって売上の増加が見込めるのかなどを考えた上で導入する必要があります。
現在では自販機はまだ現金で購入する人が多い
電子マネーだけでなく、PayPayやLINE Payなどさまざまなキャッシュレス決済手段が存在しています。
確実にキャッシュレス決済は日本国民に浸透してきていると言えますが、その中でも自動販売機でキャッシュレス決済を利用している人は少数です。
MMD研究所が2019年4月26日から5月9日にかけて調査した「キャッシュレス利用に関する調査」によると、キャッシュレス決済を日常的に利用している人がいまだに現金を使うことが多い場面でもっとも多かったのが「自動販売機で買うとき」というものでした。
キャッシュレス決済を主流にしている人にとっても、いまだに自動販売機は「現金で」という意識が強いということがわかります。
(引用元 :MMD研究所)
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キャッシュレス自販機に将来性はある?
まだまだ現金で支払いをしている人の割合が多いという現状ではありますが、経済産業省は2025年までに全体の4割程度を、最終目標としては8割程度までキャッシュレス決済へと移行させることを目指しています。
2010年では13.2%だったキャッシュレス決済ですが、2021年の段階では32.5%にまで増加しています。(引用元 : 経済産業省)
今後キャッシュレス自販機の需要はますます増えていくことが期待されます。
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