最近、メディアで話題の冷凍自販機「ど冷えもん」。
新型コロナウィルス感染症の影響を受けた飲食店の救世主として注目を浴び、2022年3月末時点で全国47都道府県すべてに設置されています。
現在も設置台数は増え続けており、今後も多様な冷凍食品が販売できる画期的なツールとして期待されています。
そんな「ど冷えもん」の特徴やメリット、さらに設置例として東京の例をいくつかご紹介します。
また、設置場所が簡単に検索できるアプリもあわせて紹介していきます。
冷凍自販機「ど冷えもん」とは?特徴やメリット
これまで冷凍自販機といえば「アイス」以外はほぼありませんでした。
そんな中、多様な冷凍食品が販売できる「ど冷えもん」の登場は、冷凍食品の売り上げに大きく貢献しています。
さらに、小売店や飲食店のコロナ禍における画期的なツールとして活躍が期待されています。
そんな「ど冷えもん」とはいったいどんな自販機なのか、まずは特徴やメリットについてみていきます。
【特徴①】非接触販売に対応
長期化するコロナ禍では、感染対策が求められる対面接客は気を遣うもの。
美味しいご飯は食べたいけれど、従業員と話したり、飲食店内でマスクを外してご飯を食べたりするのが不安だと感じる人もいるでしょう。
お店の従業員からみても、不特定多数の利用者と接する感染リスクは無視できません。
その点、冷凍食品は自宅で調理することが前提なので、飲食店で食事をするよりも感染リスクが減ります。
さらに、スーパーで購入する場合に比べて、自動販売機は非対面販売。
お金を入れてボタンを押せば商品が出てくるので、複数の商品も気軽に購入できます。
なにより「ど冷えもん」は一般的な冷凍食品だけでなく、専門店が自慢の味を商品として販売が可能。
利用者は24時間いつでもお店の味を楽しむことができ、お店にとっても営業時間外の販売が可能になり、売り上げアップが期待できます。
【特徴②】多様な包装形状に対応
「いろんなサイズの商品を売りたい」「季節ごとに商品を変えたい」といったニーズにも、ど冷えもんなら対応可能です。
ど冷えもんで販売できる商品は最大10種類。
幅220mm×奥行170mm×高さ96mmまでの商品が販売できます。
また、様々な形状に対応可能な「マルチストック式」を業界初採用。
ストッカーごとに大きさが違う商品が収納可能で、4種類のストッカーバリエーションの中から、販売したい商品にあわせて選択できます。
例えば、幅220mmでトレイ付きの幅が広い冷凍食品などが入れられるストッカーや、幅120mmで食べきれるサイズの惣菜などが入るストッカー、さらにアイスバーなど小さいサイズを収容できるストッカーや、カップアイスのような容器が入れられるストッカーがあります。
商品補充はお店側でできるので、売れ行き好調な商品の領域を広げて売り上げアップを狙うのもよいでしょう。
無人化によるコスト削減
自動販売機は商品をストックしておけば自動で販売してくれる無人販売なので、コスト削減につながります。
ど冷えもんを含む冷凍自動販売機は、電気代がかかるだけ。
スタッフ募集のための広告費も要らず、人件費もかかりません。
また、スタッフを雇った時のシフト管理や、従業員間の人間関係に悩まされる心配も不要です。
ど冷えもんへの商品補充は誰でも簡単にでき、商品の販売状況もタッチパネルで簡単に確認できるので、コスト削減と同時に業務効率も向上に役立ちます。
24時間365日販売できる
冷凍食品をスーパーや百貨店、あるいは飲食店で購入しようとすると、どうしても営業時間を意識して、その時間内に出かける必要があります。
しかし、自動販売機は24時間365日稼働しているため、いつでも好きなタイミングで商品を購入することができます。
時間的制約がなくなることから、様々なライフスタイルの客層へアプローチできるようになるわけです。
例えば、残業で終電間際に帰る人や夜勤明けで早朝に帰る人でも、お店は閉まっていても、ど冷えもんがあれば商品を購入することができます。
また、飲食店で食事がしたくても、営業時間に行けなかったり、混雑していて待ち時間が長かったり、ベビーカーが入れるスペースがなく諦めたとしても、ど冷えもんで商品が購入できれば、自宅でゆっくりお店の味を楽しめるわけです。
さらに、テイクアウトやデリバリーへの対応や、オンラインショップで販売したいと思ったものの手続きやコスト面でハードルが高いと感じて断念した場合でも、ど冷えもんなら設置後は定期的に商品を補充するだけ。
多くの人にお店の味を楽しんでもらえるようになります。
多彩な決済にも対応
スーパーやコンビニ、駅など様々なところでキャッシュレス決済が導入されていることから、日常的に現金は持たず、スマホだけ持って出かけるという人も多くなっています。
最近の自動販売機もキャッシュレス決済に対応したものが増えてきていますが、ど冷えもんもキャッシュレス決済を導入することが可能です。
オプションとはなるものの、電子マネーやQRコード決済が導入でき、さらにメニューカードのデザインも作成できます。
キャッシュレス決済は直接お金を触ることもないため、スタッフ・利用者ともに衛生面を気にする必要がないため、おすすめの決済方法といえるでしょう。
なお、ど冷えもんは現金で購入しようとした場合、1,000円札しか使えません。
そのため、設置ごは利用者が見てすぐ分かるように、注意書きなどを用意するとよいでしょう。
また、ど冷えもんシリーズには、電子マネー対応機種と非対応機種があります。
キャッシュレス決済を希望する場合は、対応機種かどうかしっかり確認しましょう。
ど冷えもんの設置場所はココ!【東京編】
全国でど冷えもんの導入が進んでいますが、どんな場所にどんな風に設置されているのか、東京での設置例をいくつか紹介していきます。
販売されている商品もあわせて紹介していきますので設置時の参考にしてください。
羽田空港第2ターミナル
2022年3月1日より羽田空港第2ターミナルで、ど冷えもんを利用した商品の販売がスタートしました。
ど冷えもんは、羽田空港第2ターミナルの1階到着ロビーに設置されています。
販売している商品はラーメン3種類と、餃子1種類です。
■ラーメン
- 博多“一風堂”「赤丸新味」
- 福島“ガッツリラーメンいち豚”「ガッツリ豚ラーメン」
- 大阪“ジャンクストーリー”「地鶏とハマグリ 塩のキラメキ」
■餃子
- 東京“餃子の金猫”「金猫餃子」
各地の商品が1台に勢ぞろいしているため、選ぶのも楽しいでしょう。
羽田空港を利用する際には、ど冷えもんで商品を購入し、長旅の後に電子レンジでチン!して本場の味を楽しんでみていはいかがでしょうか?
JR大森駅西口
2022年7月28日からJR大森駅前西口に、ど冷えもんが6台設置されました。
JR大森駅前西口は、近くにスーパーや飲食店、小売店などがあり、1日約10万人が行き来する場所です。
全国から選りすぐりの12軒の味が6台に分かれて販売されているので、ウィンドウショッピングのようにすべての商品を見てから購入するのも楽しいでしょう。
■販売商品
- 仙台“牛たん伝説和顔”「熟成牛たん・ホルモンなど(7種類)」
- 西麻布“リストランテアルポルト」「監修パスタ(3種類)」
- 福岡“Pizza ar taio”「四角いピッツァ(2種類)」
- 関西“千房”「お好み焼き」
- 博多“一風堂”「白丸元味」
- 福島“喜多方ラーメン坂内”「喜多方ラーメン」
- 京都“煮干そば藍”「柚子塩煮干ラーメン」
- 東京“餃子の金猫”「餃子」
- 石垣島“ぱいぬしま氷菓”「アイスキャンディー(3種類)」
- カラミノフーズ“世界グルメ旅”「ナムルキンパ」「ガパオ丼の具」「台湾ルーロー飯」など
ご飯からデザートまで種類豊富なので、見ているだけでも心が躍ります。
東京メトロ飯田橋駅改札内
2021年11月30日12時より東京メトロ飯田橋駅改札内にも「FROZEN24マート」としてど冷えもんが設置されました。
東京メトロ駅発導入となるど冷えもんでは、ラーメン3種と餃子1種が購入できます。
■ラーメン
- 福岡“一風堂”「白丸元味」
- 東京“ラーメン凪”「すごい煮干しラーメン」
- 富山“えびすこ”「富山名物俺のブラック」
■餃子
- 東京“餃子の金猫”「金猫餃子」
一緒にオリジナル保冷キットも販売されているため、お土産として購入しても。
購入できる時間は始発から終車までなので、通勤・通学など駅利用者が気軽に利用できます。
東京・杉並区「GORIO MALL(ゴリオモール)」
2022年10月11日にオープンした東京・杉並区の「GORIO MALL(ゴリオモール)」は、次世代型自販機モールとしてど冷えもんが10台設置され、48種類の商品が販売されています。
■世界のグルメエリア
- 有名パティシエシリーズ「ケーキ・スイーツ」
- 有名シェフシリーズ「パスタ・ピザ」
- 石垣島直送アイス“ぱいぬしま氷菓”「アイスキャンディー」
- 世界のグルメシリーズ「アジアン料理」
- 世界旅行を味わう「世界の機内食」
■全国ご当地グルメエリア
- 九州の丼重シリーズ「鰻・焼肉・ハンバーグ重」
- ミシュラン獲得店“OOSAKAキッチン”「お好み焼き」
- 特選ラーメン自販機「ご当地ラーメン」
- 特選餃子自販機「餃子・焼売」
- 仙台“仙台牛タン伝説和顔”「牛タン」
24時間営業なので、散歩の途中や仕事帰りに立ち寄り、メインの食事として、また夜食や保存食としての購入も期待できます。
全国のど冷えもん設置場所が分かるアプリ【ど冷えもんGO】とは
これからもいろいろな場所に設置されると予想されるど冷えもん。
「実際に利用してみたいけど設置場所が分からない」という消費者の声に応え、スマホアプリ「ど冷えもんGO」がリリース・運用を開始しました。
アプリは会員登録しなくても利用可能ですが、会員限定機能も搭載されています。
東京をはじめ、全国のど冷えもん設置場所が分かる「ど冷えもんGO」について、どんな機能があるのか紹介します。
自販機と共に50年、ど冷えもんの事なら弊社にお任せください
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設置場所を検索できる
「ど冷えもんGO」は全国47都道府県に設置されているど冷えもんの設置場所が検索できます。
スマホの位置情報検索アプリと連動して、近くのど冷えもん設置場所を教えてくれます。
使い方はアプリを起動して、「探す」を押すだけで、スマホの位置情報から周辺のど冷えもんを検索してくれます。
また、都道府県が指定できる「エリア検索」や、ラーメン、餃子、和食、スイーツなどで検索できる「カテゴリー検索」、「焼くだけ」「高コスパ」といった「タグ検索」など、絞り込み検索も可能です。
そして便利なのが、経路表示機能です。
検索結果に表示された設置場所の「GO」をタップすると、地図アプリが起動して、今いる場所からど冷えもんまでの最適な経路を表示してくれるので、利用者は迷わず商品を購入しに行けます。
在庫状況も確認できる
ど冷えもん設置場所に行ってみたけど、欲しいものが売り切れだったということがないように、「ど冷えもんGO」ではど冷えもんの商品情報のほか、会員限定の機能として在庫状況の確認ができます。
通常は、商品名と金額が表示されるだけですが、会員登録すると、商品情報と一緒に「〇」「△」「×」の三段階で在庫状況も表示されます。
また、レビュー機能も搭載されており、購入後の口コミを☆5段階評価とともに投稿することも可能です。
「マイど冷えもん」でお気に入りを管理
お気に入りのど冷えもんが見つかったら、「マイど冷えもん」に登録しておくと、新製品などの情報を一早く手に入れられます。
「マイど冷えもん」への登録は、検索結果画面のハートマークをタップするだけ。
一度登録しておけば、いつでもど冷えもんの在庫状況が分かり、新製品情報なども手軽に入手できるようになります。
ど冷えもん(冷凍自販機)の導入は和光産業におまかせ!
ど冷えもんの導入を検討しているのであれば、様々な商品を扱うど冷えもんの導入実績が豊富にある和光産業に相談してみましょう。
オリジナルデザインによる外観に対応しており、予算や要望に合わせて、デザインや機種の提案を行います。
また、導入には購入とリースから選択でき、初期費用が気になる場合は、補助金を利用することもできます。
※好評につき、レンタルは現在は休止中。
導入後のメンテナンスやサポート体制も万全ですので、ど冷えもんの導入を検討している場合は、一度相談してみてはいかがでしょうか。